すみません「お金を増やす話」はもうウンザリです 「資産形成に踏み出せない人」の8要因:前編

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3:変化へのストレス

人間には「現状維持バイアス」というものがあります。「今のまま」でいると楽で、「変化」には苦しみを伴います。だから、「投資を始める」という変化をしないほうが楽だと現状維持バイアスが働いて、ウンザリを引き起こしているケースもあります。

振り返ってみましょう。大学生から社会人になったとき、新入社員研修を終えて現場に配属されたとき、はじめて人事異動したとき……新しい領域に不安を感じたことでしょう。でも、数カ月もすれば、新しい領域に馴染めましたね?

人間には、新しいことを嫌う性質があると同時に、やってみれば順応できるという能力もあります。

つまり、「投資という新しい領域」に進むことへの不安がウンザリを引き起こすわけですが、やってみれば意外と順応できるものです。

「正しい投資法」さえ知れば、誰にでも資産形成は可能です。そして、今の時代は「正しい投資法」が簡単になりました。はっきり言って、「あの現状維持バイアスは何だったんだろう?」と後悔さえ感じると思います。

「お金の知識」はやりながら蓄えれば十分!

4:お金の知識がないからわからない

お金の知識がないからお金の話にウンザリと感じている……これは当然のことです。

でも、年齢とともにお金の知識が身について、お金のことがわかるようになったら話を聞こうと思っている……それは間違いです。

年齢とともに、自然とお金の知識が身に付くことは、残念ながらありません。

でも安心してください。今は、ほぼ知識不要で投資ができるいい時代になりました。「正しい投資信託」にさえ出会えばいいのです。夜を徹しての勉強などまったく必要ありません。多少のお金の知識、ごくわずかな投資知識だけでお金は増やせます。

いかがでしょうか? ウンザリの正体が見えて、また投資が意外と簡単に思えてきて、少し前向きな気持ちになれたのではないでしょうか。

次回は、「お金の話にウンザリ」する理由を、あと4つご紹介します。

桶井 道 個人投資家(投資歴20数年)、物書き

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おけい どん / okeydon

1973年生まれ。

世界の高配当株、増配株、東証ETF、米国ETF、投資信託、リートなど100銘柄以上を保有する。いずれへの投資も、時間も労力もなるべく使わない「ゆとりある投資」を実践している。

2020年に資産1億円+年間配当(手取り、以下同)120万円とともに、25年間勤めた会社を退職し、自由になる。2024年には資産1.8億円達成、年間配当240万円(2024年見込み)まで伸ばす。現在は、両親(父は難病で要介護5、母はがんサバイバー)の介護・見守りをしながら、物書きとして第二の人生を満喫中。

著書に『月20万円の不労所得を手に入れる! おけいどん式ほったらかし米国ETF入門』(宝島社)、『お得な使い方を全然わかっていない投資初心者ですが、NISAって結局どうすればいいのか教えてください!』(すばる舎)、『資産1.8億円+年間配当金(手取り)240万円を実現! おけいどん式「高配当株・増配株」ぐうたら投資大全』(PHP研究所)、『普通の人のための投資:いちばん手軽で怖くない「ゆとり投資」入門』(東洋経済新報社)などがある。複数の大手メディアで連載を持つ。X(旧Twitter)アカウント(@okeydon)はフォロワー数8万人。

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