なぜ若手医師たちは「直美」のキャリアに走るのか 初期研修を終え、美容医療業界に進むケースが増加

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さらに、今年4月に始まった医師の働き方改革も悪影響を与えている。時間外労働に上限が設定されたため、アルバイトで生計を立てていた若手医師の収入が減るケースも出ているのだ。

「このような状況を上回る医師の魅力というものを、われわれ中堅が若手に提示できていないというのも残念なところではある」。あるベテラン医師は、このように話す。

医師の偏在は解決するのか

厚生労働省は、11月に行った「美容医療の適切な実施に関する検討会」の報告書案の中で、「直美」の存在について「医師の偏在是正の観点からも、引き続き、厚生労働省において別途必要な検討をしていく必要がある」と触れている。今後、美容医療という医師の選択肢が、何らかの形で制限される可能性はあるだろう。

しかしこのような制限だけで、医師の偏在は解決するのだろうか。

【東洋経済オンラインの「有料版」では、美容医療や自由診療の医療機関で働く医師が増えている実態について、現場の医師の声を交えて詳報している
兵頭 輝夏 東洋経済 記者

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ひょうどう きか / Kika Hyodo

愛媛県出身。東京外国語大学で中東地域を専攻。2019年東洋経済新報社入社、飲料・食品業界を取材し「ストロング系チューハイの是非」「ビジネスと人権」などの特集を担当。現在は製薬、医療業界を取材中。

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