計算が速い人が「公約数・公倍数」に敏感な深い訳 「数の根本的な扱い方」をマスターしているか

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最小公倍数というのは、2つ以上の数における共通の倍数の中で最小のものを指します。例えば2と3の最小公倍数は「6」、4と11の最小公倍数は「44」、という感じですね。

(外部配信先では記事中の図表などの画像を全部閲覧できない場合があります。その際は東洋経済オンライン内でお読みください)

それに対して最大公約数というのは、2つ以上の数における共通の約数の中で最大のものを指します。たとえば6と8の最大公約数は「2」、12と18の最大公約数は「6」、という感じですね。

「数の根本的な扱い方」を教えてくれる

「別にこんなのわかっているよ」という人もいるかもしれないのですが、多くの受験生や東大合格者を分析した結果、「最小公倍数と最大公約数がすぐに答えられる人は、計算のスピードが速く、計算もとても正確である」という特徴があるとわかったのです。

逆に僕たちが数学の勉強について指導する際にも、最小公倍数と最大公約数を求める訓練をすることで、計算のスピードがすごく速くなることがわかっています。

いったいどうして、そんなことが起こるのでしょうか? 

それは、最小公倍数と最大公約数が、数の根本的な扱い方を教えてくれるものだからです。

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