きっかけはリモートワーク? 熟年離婚の「まさか」 夫婦間でも大事なのはやっぱり「ホウレンソウ」

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「俺が会社で必死に働いている間、こいつは気楽に遊んでいて、何もしていない。だから人間として成長が止まっている。そんな人間とこの先も夫婦でい続けていいのだろうか」と思ってしまったのです。

ただ、妻を呼んで話を聞いてみたところ、ヨガをしていたのは、むしろ前向きな行動だったとのこと。コロナ禍で外出を自粛しているので、少しでも運動に励み、ダイエットしようと努力していたと言います。

それに、この妻は週に2日仕事をしていました。しかも英語を使う難しい仕事で、結構しっかりがんばっていたようです。

つまり夫が抱いた「疑惑」は完全に濡れ衣だったのですが、それでも一度そう思い込まれてしまうと、疑惑を晴らすのは簡単ではありません。

それに、夫が不満に思っているのはこれだけではありませんでした。コロナ禍で家にいる時間が長くなり、家の中が常日頃からけっこう汚いことに気がついたのだそうです。

妻は一応は掃除をしていたのですが、少しズボラなところがあり、カバンを出しっぱなしにしたりもしていたので、そういう雑なところが夫は嫌だったようです。

このケースは、夫婦の伝え方やコミュニケーション不足がトラブルの原因でした。夫は妻がどんな仕事をしていて、どれくらいがんばっているか、まったく知りませんでした。家でヨガをしていたことも、「遊んでいるだけ」と決めつけていました。

結局、私が間に入り、夫婦双方の伝え方の改善に取り組みました。

夫婦関係も「ホウレンソウ」が大事

お互いかどちらかの伝え方に問題があり、コミュニケーション不足に陥っている夫婦はかなり多いようです。

自分のパートナーが普段何をしているのか、どんな仕事をしているのかさえ、不思議なほどに知らない人がたくさんいるのです。

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