また、今回は「子育てしやすいランキング」の独自指標として、可住地面積当たり小学校数と幼児当たり保育所定員数を追加した。
「誰でも保育」に代表されるような保育サービスを実際に受けられるかどうか、また、小学校への徒歩通学のアクセスのよさを測る目安として、両指標を選定した。「住みよさランキング」の詳しい算出方法や対象自治体の説明は最後にまとめている。
① 人口当たり病床数 医療体制は充実しているか
③ 20~39歳女性人口当たり0~4歳児数×2倍 実際にこども世帯の人々が集まっているか
④ 子ども医療費助成×2倍 公的補助制度が充実しているか
⑤ 人口当たり刑法犯認知件数 子供の安全が確保されるか
⑥ 人口当たり交通事故件数 子供の安全が確保されるか
◆利便度
⑧ 人口当たり大規模小売店店舗面積 子連れでも買い物がしやすい店舗が多いか
⑨ 飲食料品小売事業所数 日々の買い出しは便利か
◆快適度
⑫ 水道料金 日々の生活費は安いか
⑭ 都市公園面積 子供たちが遊べる空間があるか
⑮ 天候の平年値データ 過ごしやすい気候であるか
◆富裕度
⑱ 1人当たり所得 経済的に安定しているか
⑲ 1住宅当たり延べ床面積 広い住居に入居しやすいか
◆特別指標
・可住地面積当たり小学校数 小学校へ通学しやすいか
・幼児当たり保育所定員数 保育サービスを利用しやすいか
東京圏の1位は文京区
東京圏の1位は文京区。“都心の利便性”と“低犯罪率などの安全性”は相反することが多いが、両方のカテゴリで高い順位を獲得。本ランキングでは安全度の指数の影響が大きいが、買い物環境などの「利便度」を重視したい人は、利便度順位にも注目したい。
名古屋圏は長久手市がトップ。特別指標を除くすべてのカテゴリー順位が10位以内とバランスが良い。僅差で2位の郡上市は、人口が減少が進む自治体ではあるが、毎年500万人以上の観光客を集める魅力があり、安全度の高さも決め手になった。
近畿圏での1位は木津川市。人口の社会増減率がプラスを維持し、通勤利便性や交通事故の少なさが評価された。住宅の広さを重視する人は「富裕度」順位にも注目だ。
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