頭のいい人ほど「ダメなサプリ」を選んでしまう訳 サプリのプロが不誠実なサプリを徹底解説!

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心配なのは、特に頭のいい人は、新しいけれど表層的な情報をたくさん知っている割に、基本的な身体の仕組みや、栄養素の働きについての知識があやふやな方が多いということです。

これは危ない状況です。基本的な身体のメカニズムについての知識がないと、おかしな健康情報を信じ込んでしまいがちだからです。

逆に言えばきちんとした知識があれば「ラクラク20キロ痩せる」「このサプリで痛い膝がみるみるよくなる」がありえないことがすぐわかるはずです。

健康に暮らしていくためには、自身の体についての理解を深めることを強くお勧めしたいと思います。

基本的な身体の仕組みについての知識を得るのにお勧めなのは、高校の生物の教科書です。

高校に通わなくても購入できますから、興味をお持ちの方はぜひ目を通してみてください。

「健康習慣」を長続きさせるために

サプリメントはあくまでも健康に暮らすための補助的なツールに過ぎません。

本当に大事なのは、心身が喜ぶ食生活や運動習慣を知って実践することです。おそらく、多くの方にとっては生活パターンの改善が必要になるかもしれません。

そうした際に、モチベーションを維持するには、単に「健康になること」ではなくて、もっと具体的で自分がワクワクする「取り組むための理由」「自分の願い」を掘り下げておくことです。

たとえば、単純に「体重を3キロ減らしたい」と考えるよりも、「半年後の久しぶりの同窓会に素敵な衣装で颯爽と参加したい。ひょっとしたら、学生時代に憧れていた〇〇君に会えるかもしれないし♪」のほうが、ワクワクして真剣に取り組めますよね!

みなさんが正しい知識を持って楽しく健康づくりに取り組んでいただくことを願っています。

田村 忠司 ヘルシーパス代表取締役社長

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たむら ただし / Tamura Tadashi

1965年生まれ。富山県出身。1988年東京大学工学部産業機械工学科卒業。同年、株式会社リクルートに入社。10年間にわたり、通信事業を中心に経営戦略、新規事業立案、マーケティング戦略立案に従事。1998年「日本老化制御研究所」を擁する日研フード株式会社に入社。取締役経営企画室長、サプリメントの製造子会社の代表取締役社長として活動。2006年「医療従事者が自信を持って使えるサプリメントを提供してほしい」という医師、薬剤師からの要請と出資を受け、株式会社ヘルシーパスを設立。栄養療法に取り組む医師・歯科医師へのサポート・情報提供のため、日本全国を飛び回り、楽しく仕事に取り組んでいる。著作に『サプリメントの正体』(東洋経済新報社)、『健康長寿の栄養学ハンドブック』(日本アンチエイジング歯科学会編:草隆社)、『自由診療・サプリメント導入実践マニュアル』(医業経営研鑽会編:日本法令)がある。

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