NHK「旧ジャニ解禁」もファンの怒り増す"3理由" 「紅白歌合戦」をめぐって対立構造が激化するか

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なぜそんな反省があるにもかかわらず、人々が納得できるレベルの検証をしないのか。逆に被害者かもしれない所属タレントを追い込むようなことをしたのか。ファンならずとも納得がいかない人が多いのでしょう。

また、NHKの不祥事などを引き合いに出して怒りをあらわにする声もいくつかありました。稲葉会長の「『これですべて終わった』とは当然考えておりません」という言葉はNHK自身の不祥事にこそ向けられるべきものと思っているのでしょう。

「自局の不祥事には甘いNHKの対応に、今は憤りしかありません。NHKのほうこそ、様々な不祥事の再発防止の取り組みをしっかりしてほしい」

「NHKも問題や犯罪犯してるのだからそちらの謝罪からでしょ」

「紅白」に向けたシナリオ通りか

怒りや不満の声が目立つ2つ目の理由は、「NHK紅白歌合戦」の出場者発表が近づいてきたこのタイミングでの新規起用再開であること。例年、出演者を発表する時期まで1カ月程度になった段階での再開に疑いの目が向けられています。

「新会社と契約してからも一度も起用しなかったのに、紅白が近づいてきたらオファーしたいというのが透けて見え、なんとも都合よく見えてしまいます」

「こんな時期に発表って。さあ紅白に出してやるぞ、視聴率の為に利用してやるぞという考えが見え見えで本当に不快」

「年末に向けてこういう動きになるのは目に見えていたので白々しすぎて冷めてしまう。まずは自局の膿を出し切ってからでは?」

稲葉会長はこのタイミングになった理由について、「被害者への補償と再発防止への取り組みに加え、経営の分離も着実に進んでいることが確認できた」ことを挙げていました。

先月の定例会見で「かなり進展している」と布石を打つように語り、今回も「『紅白歌合戦』の制作に向けて判断したものではない」と強調していましたが、まるでシナリオがあるように「白々しい」とみなされているようです。

ちなみに通常「紅白歌合戦」は、「その年の活躍」「世論の支持」「番組の企画・演出」の3点で出演者を選び、活躍に関しては「NHKへの貢献度」も重視されていました。STARTOの所属タレントたちは今年、NHKへの出演がなかっただけに「もし選ばれたら視聴率狙いではないか」という声は避けられないでしょう。

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