女性ファン急増、アパレルSOÉJUはなぜ強いのか 年率160%成長を遂げるブランドの知られざる軌跡

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(撮影:今井康一)

「お金があるチームは、すごい選手を引っ張ってくることができるけど、強いチームになれるとは限らないし、ファンが喜ぶ試合がやれるとも限らない。

大切なのは、自分たちがどういうサッカーをやりたいかという信念。その信念をぶらさずにいたら、美しい試合ができるし、ファンにも喜んでもらえる。だから、チームの経営者はお金よりも、その信念に見合う選手かどうかで判断している」と。

これを聞いて、私は、勝ち負けよりも美しい試合が見たいし、私たちも自分が信じる美しい試合をやることが大事なんだなと再確認しました。

市原さんにとってのゴール

--美しい試合を見るために、会社とブランドを育てていくと。

はい。もちろん、資金はあったほうがいいから頑張って経営するんですが、信念を大切にしていれば、結果はついてくると、今、改めて思っています。

--市原さんにとって、美しい試合のゴールはどこでしょう?

せっかく美しい試合をしているつもりなので、そこはちょっとエゴが入りますが、多くの人に見てほしいと思うんですよ。会社が成長して大きくなって、本当に働きやすい器になったら、より多くの人のお役に立てるのかなと。具体的には、まず上場して社会の公器になることを目指しています。

--多くの人を巻き込んだ、美しい試合が楽しみです。

仕事がずっと大好きですが、最近、誰かに任せて、任せた人が達成してくれたことの喜びをより強く感じるようになったんですよね。

アフリカに「早く行きたいなら1人で行け、遠くまで行きたいならみんなで行け」ということわざありますが、人生後半は、それをより意識しながら進んでいくのかなと思います。

芳麗さんによる連載13回目です
芳麗 文筆家、インタビュアー

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よしれい / Yoshirei

NHK山形放送局のキャスター業を経て文筆業に。女性の生き方をメインテーマに、雑誌、書籍、Webなど数多くの媒体で執筆。人物を掘り下げたロングインタビューを数多く手がけるほか、恋と愛、生活、カルチャーなどにまつわるコラムも好評。著書に『3000人にインタビューして気づいた! 相手も自分も気持ちよくなる秘訣』(すばる舎)、『ラブ・リノベーション』(主婦の友社)など。音声番組Voicy「芳麗の女と文化の話café」では、本連載に登場した方々とのリラックストークも。日々の生活や取材活動から、生きづらい時代を“幸せに生きるヒント”を多面的に探究して発信中。HPはこちら

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