--それは、ハッとしますね。
最近はおかげさまで、いろんな方がお勧めしてくださるので、もう少し普通っぽい感じになっていますが、そういった思考や哲学は今もブランドとして大事にしていますし、伝えていきたいという思いがあります。
YouTubeなどビジュアルが視覚で伝わるメディアだけではなく、Voicyという音声配信メディアにも広告を出しています。それは、商品の魅力のみならず、そこにある思いや考えも言葉でしっかりと伝えていけるし、理解していただけると考えているからです。
--ブランドの理念や哲学を伝えるというのは説得力がありますし、ユーザーがブランドの濃いファンなりキッカケになるだろうと感じます。
たとえば、「エイジレス、シーンレス、プライスがレス」というコンセプト。年齢や場面を選ばない服を目指しているし、価格もあらかじめユーザーにとって良心的な価格に抑えられていて、実際、セールは行わないと宣言もされている。これは美しい理念ですし、信頼できるなと思いました。
会社を成長させられるだけのスピードも確保せねばと考えると、ホントはセールをしたくなるときもありますけどね(笑)。創意工夫を重ねて、自分たちの理念や哲学は大事にしたいなと。
--「営業しない」「プッシュしない」というのも理念の1つだと聞きました。唯一の実店舗である代官山の店舗も試着のみで販売していないのが特徴的です。
お悩みがある人ほど、人から強くプッシュされると自信がなくなってしまうものです。強く勧められて買ったものが本当に気に入ったかはわからないですし、こちらとしても後悔していただきたくないんですよね。
勝ち負けよりも美しい試合が見たい
理念経営はしたくともなかなか難しいものだと思われているし、私自身もそう思っていました。でも、これに関しては、少し前に腑に落ちる答えが見つかったんです。
私はスポーツから経営のエッセンスを学ぶことが好きで、サッカーチームの運営と会社の経営は近いところもあるなと常々思っているんですが、マンチェスターシティのフェラン・ソリアーノCEOが語っていた言葉にハッとしました。
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