戸建て住宅で「騒音」トラブルが起きやすい背景 ボール遊びや家庭用給湯設備の「音」まで多様に
また最近のSNSでは夏場のプール遊び、バスケットボールのドリブル練習などで出る隣人の声や音を迷惑がる投稿も多い。戸建ての前の道路で子どもたちがボール遊びをする様子を「#道路族 #騒音問題」などとタグ付けし、写真や動画をアップしている人までいる。
住宅が密集する都市エリアではエアコンの室外機や24時間換気の換気口から漏れ出る室内の音が問題となるケースもある。そして一見すると音がしないように思えるエコキュートやエネファームなどの家庭用給湯設備でも、低周波音に関するトラブルが報告されている。
低周波音とは100ヘルツ以下の「ブーン」という低い音で、その影響で健康を害したという訴えから裁判に発展したケースも存在するほどだ。
音が漏れやすく、入りやすい構造になっている戸建ての場合、これらの「生活騒音」については、騒音を出す側にも、騒音に悩まされる側にもなり得る。
コロナ禍以降、自宅でリモートワークをする人も増えた。日常生活で発する「音」にどのようなものがあるのかを認識し、配慮していく必要があるだろう。
音の出入りを軽減する防音対策とは
とはいえ、生活していくうえで「音」を出さないことは不可能だ。そして子どもやペットの声など「うるさい」と感じる音量やライフスタイルは人それぞれ異なる。
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