明大と東大、井の頭線「2つの大学駅名」誕生秘話 開業当初は少々物騒な名前だった「明大前」

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さらに駅周辺では、駒場駅・東大前駅の面影も見ることができる。

2面2線の対向式ホームがあった駒場駅は、吉祥寺方面のホーム跡が残っており、反対側にも空き地があって、ホームが存在していたことがうかがえる。

駒場駅跡
かつて駒場駅の対向式ホームがあった場所(筆者撮影)

東大前駅は1面2線の島式ホームで、東口南側の出入り口から道路に伸びる通路には、通常は線路脇に立てられる広告看板が並んでおり、この場所に以前は線路があったことが想像できる。

さらに駅南側の駒場東大前商店街は、以前は東大前商店街と呼ばれていたようで、街灯などにその表記が残っている場所もある。

対照的な大学前駅

2つの駅を訪れた印象をひとことで言えば、にぎやかな明大前駅、落ち着いた駒場東大前駅となる。

駒場東大前駅東口
駒場東大前駅東口の通路と広告看板(筆者撮影)

明大前駅は乗換駅であり、高架化工事が進行中であるのに対し、駒場東大前駅は逆に駅が統合されて半世紀以上経過していることもあろうが、駅名に冠した大学の校風が、周辺の雰囲気に波及しているような気もした。

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森口 将之 モビリティジャーナリスト

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もりぐち まさゆき / Masayuki Moriguchi

1962年生まれ。モビリティジャーナリスト。移動や都市という視点から自動車や公共交通を取材。日本カー・オブ・ザ・イヤー選考委員。著書に『富山から拡がる交通革命』(交通新聞社新書)。

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