なぜここに?地図にない、横浜「トロッコ廃線跡」 相模原と野毛を結ぶ、日本初の近代水道に貢献
1872年にわが国初の鉄道が開通して以来、これまで多くの路線が誕生したが、同時に多くの路線が姿を消した。
かつての鉄道を偲ぼうと、古地図を片手に廃線跡を探訪する人も多く、「今ここに鉄道が残っていればなあ~」と感傷に浸ることもあるだろう。
なぜこんなところにトロッコが?
しかし、世の中には地図に載らなかった廃線もある。神奈川県の相模原市と横浜市の野毛を結ぶ道路には、「水道みち トロッコ」の標識が26カ所も設置され、かつてここにトロッコ軌道が存在していたことを伝えている。
「なぜ、こんなところにトロッコが?」と思われる人もいるだろう。まずは、ここに軌道が敷設されたことから説明しよう。
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