ペアリングの妙を知って楽しむコスパ抜群ワイン ソムリエ・田邉公一に聞いた失敗しない選び方

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これからの季節に楽しみたいワインとなると……甘いスパイス感のあるピノ・ノワールと、きのこグラタン、きのこの串焼き。甲州ブドウの果皮や種からの色素やタンニンがきれいに抽出された「シャトー・メルシャン笛吹甲州グリ・ド・グリ」と、ぎんなん焼きや豚の角煮。

寒暖差が生んだ豊かな酸味と風味が特長の「シャトー勝沼 鳥居平ブラン キュヴェ ヒデカ」と、さんまの塩焼き。日本の秋の夜長にこそ味わいたいペアリングだ。

「シャトー・メルシャン笛吹甲州グリ・ド・グリ」と「シャトー勝沼 鳥居平ブラン キュヴェ ヒデカ」
左から「シャトー・メルシャン笛吹甲州グリ・ド・グリ」(写真:メルシャン提供)、「シャトー勝沼 鳥居平ブラン キュヴェ ヒデカ」(写真:今井康一撮影)

世界中で造られているワイン、料理との組み合わせも無限

僕が、ソムリエになったきっかけは「自分が本当にやりたい仕事をしたい」と、大学を出て就職をせずにアルバイトを続けた後、神戸の老舗フランス料理店で働き始めたこと。そこには郷土料理とワインの組み合わせでマリアージュを楽しむという、当時の日本にはまだなかった世界観があって感動した。

その土地の食文化と密接に関係するワインは、今や世界中で造られていて、料理との組み合わせも無限にある。

僕は飲食業界に身を置くものとして、必然的にソムリエの資格を目指すことになったが、飲食業界の人にかかわらず、ワインの仕事に関わっていない方でも資格を取りたいという方が年々増えてきた。こんなに熱心に勉強したいという魅力のある飲み物は、ワイン以外にほかにないのではないか。

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加藤 光彦 ライター

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かとう みつひこ / Mitsuhiko Kato

慶應義塾大学卒業後、女性誌を経て、東洋経済新報社に入社。編集局でゲームや電力業界を担当、その後ビジネスプロモーション局へ異動。現在は会社四季報執筆等に従事。

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