ペアリングの妙を知って楽しむコスパ抜群ワイン ソムリエ・田邉公一に聞いた失敗しない選び方

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同じく、フランス・ボルドーの「エスプリ・ド・パヴィ」は、サン・テミリオンのトップシャトーのパヴィが手掛けるサードワイン。ブルーベリーのような熟した果実味があり、サン・テミリオンらしい包み込むようなふくよかさも感じられる。

赤ワイン
(写真:今井康一撮影)

5000円台ならば、オーストラリアの「グロセット アーリア リースリング」は、オーストラリア屈指のリースリングとして人気で、引き締まった凝縮したミネラル感が感じられ、伸びやかで美しい酸味が余韻まで続いていく。

7000円台では、南アフリカの「リチャード・カーショウ エルギン シャルドネクローナル・セレクション」。南アフリカ最高峰のシャルドネともいわれ、まろやかで豊潤な果実味、トーストやバターのようなフレーヴァーも感じられる。

「エスプリ・ド・パヴィ」と「グロセット アーリア リースリング」と「リチャード・カーショウ エルギン シャルドネクローナル・セレクション」
左から「エスプリ・ド・パヴィ」¥3,300(写真:モトックス提供)、「グロセット アーリア リースリング」¥5,600(写真:ヴィレッジ・セラーズ提供)、「リチャード・カーショウ エルギン シャルドネクローナル・セレクション」¥7,100(写真:モトックス提供)※価格は税別

和食によく合うワインも

1万円台は、シャンパンで固めたい。まずは「テタンジェ プレスティージュ ロゼ」。シャンパーニュの貴婦人と称され、フルーティーでさわやか、エレガントな味わいだ。同じシャンパーニュの「ボランジェ・スペシャル・キュヴェ・ブリュット」は、きめの細かい上質な泡で、こくと繊細さが融合した味わいがある。「ドゥラモット・ブリュット・ブラン・ド・ブラン」は、フローラルな香りとシルクのようなテクスチャーで、和食にもよく合う。

「テタンジェ プレスティージュ ロゼ」と「ボランジェ・スペシャル・キュヴェ・ブリュット」と「ドゥラモット・ブリュット・ブラン・ド・ブラン」
左から「テタンジェ プレスティージュ ロゼ」¥12,650(写真:サッポロビール提供)、「ボランジェ・スペシャル・キュヴェ・ブリュット」¥11,550(写真:WINE TO STYLE提供)、「ドゥラモット・ブリュット・ブラン・ド・ブラン」¥10,000(写真:ラック・コーボレーション提供)※価格は税別
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