大塚製薬が新薬で大型提携、特許切れ克服へ一手


 かつて、新薬開発の実績が乏しかった日本の製薬企業が欧米で販売実績を上げることは容易ではなかった。そのため、エビリファイの販売で、大塚は米大手のブリストル・マイヤーズスクイブと提携関係を結んだ。その提携交渉に中心的にかかわった大塚の岩本太郎社長は、「ブリストルとの信頼関係を維持するために、月1回の面談を欠かさなかった」と言う。今回の提携実現の背後でも、「5年にわたる手紙のやり取りや相互訪問を通じて信頼の構築に努めてきた」(岩本氏)。

大塚はエビリファイの成功で、日本の製薬企業で5位、世界でも20位クラスの売上高を誇る。ただ、エビリファイの欧州市場での販売実績は米国の数分の1程度にとどまる。ルンドベックを提携相手に迎えたことで、大塚は難関の欧州攻略にも挑む。

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(本誌:岡田広行 =週刊東洋経済2011年11月26日号)

※記事は週刊東洋経済執筆時の情報に基づいており、現在では異なる場合があります。
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