一方、「真面目な雑談」を話すことに、恥ずかしさなど心理的ブレーキが生じている管理職の方。
このような管理職の方のチームは、部下との信頼関係が不足している傾向があり、「互いのことを深くまで知らない」「部下から『管理職に憧れない』」「部下から『この会社での成長は見込めない』」などの言葉が多く聞こえ、最悪のケースは離職につながっているチームもありました。
このように普段の話す内容が、チームの団結力、生産性に大きくつながります。
「真面目な雑談が日常的にされているチーム」と、「たわいない雑談だけが話されているチーム」を比較した場合、チームとしての結束感も大きく違い、生産性や結果も大きく違ってくる、ということも納得いただけるかと思います。
自分の未来を管理職こそ考える
ただ、ここまでお読みいただき「真面目な雑談をしたくても、話す内容がない……」という方もいるかと思います。
お気づきの通り、真面目な雑談を日常的にするためには、管理職であるあなた自身が、「どんなキャリアを歩みたいのか」「このチームをどうしたいのか」「会社をどうしたいのか」など、未来について考える機会を設けることが必須です。
当然ではありますが、未来の話を語らず、ただ毎日に忙殺されているだけの管理職に「一緒に働きたい」「この人から学びたい」と思う若手はいません。
また、なかなか「真面目な話をするタイミングがない」と思う方もいるかもしれません。
特に「会社のビジョン」や「目標設定」といったテーマは、重くなりがちです。
これを軽やかに、かつ効果的に伝えるための方法を考えてみましょう。
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