大企業ほど社長の「言葉が軽くなる」根本理由 「今の会社にとどまる」とヤバいかも・・・

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だから、独立してみる手もある。時間と仕事を思うようにコントロールできる自由が手に入る。

もし、数カ月して収入が足りないのであれば、とりあえず違う職に就けばいいではないか。そこで、また、新たな知見を積んで、その先の仕事を設計し直す。

で、もう一度、2つの要点を言う。

1)今の職場を離れても、食いっぱぐれることはない。

2)数カ月たって収入が足りないと思えば、違う職に就けばいい。

それでも、多くの人が、「それは危険な賭けだ」と躊躇する。

「ムリムリ。私の仕事は、この会社だから何とかできている」。そう思ってしまう。

では、2つの要点に、こんな裏付けのデータを付けてみたらどうだろう。少し肩の力が抜け、考え方が変わるのではないだろうか。

1)日本で「食いっぱぐれた人」、つまり餓死した人は、1年間に15人しかいない。これは厚生労働省の「人口動態調査」が示す統計数字(2022年)である。

しかも、20代、30代はゼロ。40代はわずか1人。つまり、若い世代の人が「食いっぱぐれる」ことは、日本においてはまず起こりえない。

おそらく、一人暮らしの高齢者が、突然、動けなくなったケースぐらいだろう。生活保護を申請することもできずに孤独死する──それぐらいしか、「食いっぱぐれる」なんていうケースは考えられない。

日本には会社があふれている

つまり、あなたが食いっぱぐれることはない。ならば、思い切って自由に仕事をやってみたほうが、人生、充実するんじゃないだろうか。

2)日本には法人が260万社以上ある。これは国税庁の数字である。つまり、会社なんてものは、この日本に掃いて捨てるほどあるのだ。

社員が10人以上の会社は約66万社、100人以上の会社は約6万社ある。もし、あなたがちょっと町に出たり、駅前の道を歩けば、次々と会社の看板を見つけることができるはずだ。そう。日本には会社があふれている

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