銀座木村家「日本一高いモーニング」にひれ伏す朝 デパ地下でおなじみの店の味を、銀座で味わえる

✎ 1〜 ✎ 87 ✎ 88 ✎ 89 ✎ 最新
著者フォロー
ブックマーク

記事をマイページに保存
できます。
無料会員登録はこちら
はこちら

印刷ページの表示はログインが必要です。

無料会員登録はこちら

はこちら

縮小

セットのベビーリーフとトマトのサラダには、イタリアンドレッシングがかかっていました。ヨーグルトにはグラノーラとドライフルーツとはちみつをトッピング。ヨーグルトにグラノーラのサクサク食感やドライフルーツの滋味、はちみつのコクが加わり、ミニサイズながら食べ応えがありました。

セットドリンクに選んだアイスティーは冷え冷えで、真夏の太陽に照らされてほてった体をクールダウンしてくれます。別添えのピッチャーは、大きめサイズ。コーヒーフレッシュではなく、ミルクがたっぷりと入っていました。なみなみとミルクをアイスティーに注ぎ入れると、ミルクティーを通り越してもはやティーオーレです。

銀座の一等地、日本一高い土地で食べる至福の朝ごはん

実は日本で一番土地が高いのは銀座4丁目、「銀座木村家」の右隣にある「山野楽器銀座本店」です。1平米あたりの公示地価は、なんと5570万円。

「銀座木村家」は俗に言うペンシルビルで、決して広くはありませんが、日本一地価の高い場所でモーニングが1000円前後で食べられると思うと、なんとなくお得感があります。だってそれって、ある意味、「日本一高いモーニング」ってことですからね。

もちろん、もし今後、山野楽器がモーニングを提供し始めたら、「日本一高い(地価のところで食べる)モーニング」は1軒隣に移るわけですが、おそらくないと思われるので、「銀座木村家」の暫定1位は継続しそうです。

1階ベーカリー、あんぱんコーナーののれんのロゴは山岡鉄舟が書いた看板をもとにしている(筆者撮影)

なお、階段を上った2階の喫茶コーナーは昭和と平成の間の喫茶店のようなレトロさがあり、ミドルシニア以上の世代には懐かしく、若い世代やインバウンドの外国人には新しい。内装や家具は新しくはないものの安っぽさがなく、手入れが行き届き清潔感があります。

【本文中で紹介しきれなかった画像も】「極上のあんバタトースト」を「日本一地価の高い場所で味わう」…。銀座木村家のモーニングはこんな感じ

この日、筆者の隣の席の老紳士がアイスコーヒーをこぼしたのですが、すかさず男性スタッフが空席に案内し、女性スタッフが乾いたタオルを手渡しました。その後2人は手早く床にこぼれたコーヒーを処理し、3分後には作り直した朝食プレートとアイスコーヒーが老紳士のテーブルに届けられました。

モーニングセット小海老のカツレツサンド1650円も、ぷりぷりエビがたっぷりで豪華(筆者撮影)
次ページ日本一地価の高い場所で、日本一古いあんぱんを
関連記事
トピックボードAD
ビジネスの人気記事