銀座木村家「日本一高いモーニング」にひれ伏す朝 デパ地下でおなじみの店の味を、銀座で味わえる

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テーブルの上のモーニングだけではなく、窓越しの景色をスマホで撮影する外国人観光客も多数です。そして筆者も負けじと、インバウンドの人々に交じって、窓からの景色を激写したのでした。

銀座木村家のモーニングあんぱんセット990円

「銀座木村家」の看板メニューあんぱんセット。お皿には小倉あんぱんと桜あんぱんが1個ずつ、そこにセットドリンクがついて税込990円です。

銀座木村家のあんぱんセット990円(筆者撮影)

実はこちら同じものがグランドメニューにもあり、11時以降には税込1320円で販売されています。モーニングで食べると25%割引、330円もお得です。

今では日本中のパン屋さんが作っているあんぱんですが、その元祖は「木村家」なんです。イーストではなく酒種を使って発酵させた生地と、あんこを組み合わせた「日本人の嗜好に合うパン」として、150年前の1874年に誕生しました。

まずは小倉あんぱん。表面に卵黄を塗ったツヤツヤのパンを割ると、つぶあんがたっぷり。酒種酵母を使用した生地は独特のしっとりとして、優しい甘さです。麹の香りが鼻をくすぐり、つぶあんのほどよいくずれ具合や、バランスの良い甘さは、長年愛された大ベストセラーならではの完成度です。

そして、桜あんぱん。こちらはつやなしのパンの中央のくぼみに桜の塩漬けが入っています。中のあんこはさらさらと口溶けの良いこしあんで、桜の塩漬けの塩気とあんこの甘さの相性は抜群で、上品かつ和テイストの味わいは、これぞ「木村家」のマスターピースにして、和スイーツの大傑作です。

桜あんぱん。サイズは小さめで、焼き色のニュアンスが美しい(筆者撮影)
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