2024年10~12月期までPCE価格指数が1カ月当たり前月比+0.2%程度で推移すれば、このまま中央値を達成できることになる。言い換えれば、1カ月当たり前月比+0.2%よりも伸び幅が小さくなれば、FOMC参加者が想定する以上にインフレ減速が進んでいることになり、2024年内に0.25%ptの利下げが2回以上となることも想定され得るだろう。
失業率4.3%で利下げ回数増か
雇用環境に関しては、6月のFOMC時点でFOMC参加者による2024年10~12月期の失業率見通し(中央値)が4.0%となっている。4~6月期の失業率の実績値は4.0%となっており、すでにFOMC参加者の見通し(中央値)と同等まで上昇した。失業者数の四半期当たりの増加ペースが前期差+8万人程度であれば、10~12月期においても失業率は4.0%程度となる。
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