女子ゴルフ「ネクスト・ヒロイン」候補は誰だ? 世界ジュニアで活躍した3選手の横顔に迫る

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根田は毎年、会うたびに身長が伸びている。初めて世界ジュニア代表になったのは小学5年生のとき、2019年の「9―10歳の部」で身長は151センチとある。

根田うの選手
根田うの(写真:©国際ジュニアゴルフ育成協会(IJGA))

そのときに世界ジュニアで優勝、2年間のシードを得たが、「11―12歳の部」にあたる時期はコロナ禍で大会がなく、2022年に「13―14歳の部」で優勝。今年から「15―18歳の部」に上がり、2位となって来年のシード権を獲得した。

高1の今年、身長は173センチになっていた。ドライバーの飛距離も小5の190ヤードから今はランも入れると「平均で250~260ヤードぐらい」という。日本女子ツアーのドライビングディスタンスのランキング(7月21日更新)によると1位の穴井詩が264ヤードなので、今女子ツアーに入っても「飛ばし屋」の一人になる。

北海道在住で、父はレッスンプロ。その影響で3歳でゴルフを始めた。北海道など雪国では冬場ゴルフ場がクローズになるので不利とされるが、根田は北海道の高校に進学した。

ゴルフ部もなく個人での活動だが「お父さんとゴルフをするのが好きなんです」とはにかむ。父とはけんかもしないそうで「教えてもらっているのに雰囲気が悪くなるからしません」と"大人"だ。

根田は北海道での小学校~高校タイトルを軒並み制してきた。2022年13歳の時に女子ツアーの北海道meijiカップでプロツアーにデビュー。今の目標は「父と話しているのは、プロの試合で優勝すること。プロを目指せる年齢になったと思っています」と明確だ。

岩永「好成績」にメンタルトレーニング

一方、岩永は2017年、小学3年生のとき「7―8歳の部」で初めて世界ジュニア日本代表になった。結果は10位。「ほかの国の選手とプレーできて、日本選手団の友達と一緒に練習するのが楽しかった」と、その後も世界ジュニアに挑戦してきた。

同世代に「強敵」が多く、次点で代表を逃すこともあったが、アメリカの予選に挑戦して出場資格を得るなど世界ジュニアを1つの目標にしてきた。

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