【産業天気図・スーパー/コンビニ】食品スーパーやコンビニの環境は厳しい

スーパー・コンビニの状況は依然厳しい。スーパー業界は、気温が低く衣料品が伸びた昨年12月を除き、既存店の前年割れ基調が続く。コンビニ業界に至っては、今年4月まで21カ月連続で既存店が前年割れ。日常生活品が中心のスーパー・コンビニは景気回復の恩恵をダイレクトには受けづらいうえ、相変わらずの出店増で競争激化が続いている。
 下期も環境改善の望みは薄い。ただ、業態によって温度差があり、衣食住をそろえる総合スーパーは衣料品の改善を背景に増益を見込む。一方、食品スーパーやコンビニは、いずれも取引先との取り組みによる粗利率改善やリストラ効果が頼りで、状況はより厳しい。特にコンビニの売り上げが低調。現在、生鮮食品の取り扱い開始や健康志向の商品開発などテコ入れに躍起だが、今後、業界再編の動きが加速する可能性もある。これらコンビニや食品スーパーの中には、下方修正を余儀なくされるケースも出そうだ。
【並木厚憲記者】


(株)東洋経済新報社 会社四季報速報プラス編集部

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