経験を生かすか、好きなことに挑戦するか。第3の道はあるのか?
特集「40~50代のための副業・開業のススメ」の他の記事を読む
「自分も副業を始めようかな……」と考えているビジネスパーソンは多いはずだ。働き方改革の一環として、社員の副業を認める企業が増えている。今や「平日は本業、週末は副業」という人も決して珍しくないだろう。
ただ年代によって副業への取り組み方は違ってくる。30歳代なら、収入への月数万円の上乗せでも、目的としては十分だ。しかし40歳代後半〜50歳代になると、単なる小遣いの上乗せでは物足りないはず。会社からの独立や「定年後」などセカンドキャリアを見据えて、副業に取り組むべきだ。あくまで独立までの準備と捉えるのである。
考え方のヒント
それでは、何から手をつけるべきなのか。
最初に決めたいのは、今勤務している会社の事業や自分が経験した業務の延長線上で副業や開業を捉えるのかどうか。知識は持っているので仕事はスムーズに進む。一方で、会社の仕事とはまったく別の分野だが、好きなことや趣味を広げる流れで副業を始めたい、という人もいるだろう。
将来の開業を見据えるときはどちらを選ぶべきか。とくに40〜50歳代なら、「好き」だけでは踏み出せない気がする。専門家の意見も分かれる部分である。ただ、開業を見据えた場合の基本的な考え方についてはヒントがある。
無料会員登録はこちら
ログインはこちら