「ベンツ」ベースのキャンピングカー導入の真相 日本初上陸となるドイツ「ウェンズバーグ」

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このモデルのボディサイズは、全長6980mm×全幅2300mm×最大高2840mm。エンジンには、125kW(170HP)を発揮する2.0L・ディーゼルターボを搭載し、9速AT(オートマチック・トランスミッション)をマッチング。駆動方式はFF(前輪駆動)で、乗車定員4名、就寝人数4名。8ナンバーのキャンピングカー登録車となる。

メルセデス・ベンツのエンブレム
メルセデス・ベンツのエンブレム(筆者撮影)

外観は、フロントバンパーに鎮座するメルセデス・ベンツのエンブレム、いわゆる「ベンツ」マークが高級感を醸し出す。一方で、ボディのサイド部には、これも前述のとおり、ホワイトの車体色をベースに、オレンジのグラフィックなどを施すことで、ポップなイメージも加味している。このモデルが、先述のように、主に若いファミリー層をターゲットとしていることがわかる演出だ。

ケアコンパクト スイートMB640MEGの内装

ケアコンパクト スイートMB640MEGのインテリア
ケアコンパクト スイートMB640MEGのインテリア(筆者撮影)

運転席の後方にあるエントランスドアを開くと、明るい雰囲気の室内が広がる。中央部には、テーブルと2人がけのソファがあり、運転席と助手席を後方へ180度回転させれば、ゆったりと会話などを楽しめるダイネット(リビング)となる。また、エントランスのすぐ後方にはキッチン、通路を挟んで反対側にはトイレやシャワーを使えるマルチルームを備える。

車体後方にはベッドルームがあり、長さ2000mm×幅820mmと長さ1950mm×幅820mmのツインベッドを装備。左右のベッドをつなげれば、幅2100mmのダブルベッドにすることも可能で、大人2名がゆっくりと横になれる。また、就寝スペースには、ダイネットの天井へ収納可能なプルダウン式ベッドも装備。長さ1840mm×幅1270mmのベッドは、手動で昇降するタイプだが、軽量で操作も簡単。重いモノを持つのが苦手な女性などでも、手軽にベッド展開や天井への収納を可能とするという。

車体後方のベッドルーム
車体後方のベッドルーム(筆者撮影)

さらにシートの素材には、汚れに強く、掃除も簡単なファブリックを使用。小さな子どものいるファミリー層でも、気兼ねなく使うことが可能だ。また、停車時にエンジンを始動しなくても家電製品などを使えるサブバッテリーも装備。標準装備のバッテリーは、鉛タイプの100Ah×1個だが、オプションで150Ah×2個のリチウムイオンバッテリーも用意。キッチン横にある大容量142Lの冷蔵庫など、さまざまな家電製品を使うことができる。

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