「ベンツ」ベースのキャンピングカー導入の真相 日本初上陸となるドイツ「ウェンズバーグ」

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ここでは、そんな日本市場初お目見えのケアコンパクト スイートMB640MEGについて、その商品性や魅力などを探ってみる。

ウェンズバーグとは

ウェンズバーグのロゴ
ウェンズバーグのロゴ(筆者撮影)

ウェンズバーグは、1969年に誕生したドイツ「クナウス(KNAUS)」グループ傘下のキャンピングカー・ブランドだ。クナウスは、1960年から操業を続ける老舗メーカーで、年間2万台以上ものキャンピングカーやトレーラーを製造する実績を持つ。現在、欧州の三大キャンピングカーグループのひとつに数えられるほど、現地ではメジャーなメーカーだ。中でも、ウェンズバーグは、ドイツが誇る革新性や高い品質に、現代的なデザインを組み合わせた新しい発想のキャンピングカーを作ることで知られる。今回、初お披露目されたケアコンパクト スイートMB640MEGも、そんな同ブランドの伝統を継承したモデルだといえる。

ちなみに、このモデルの輸入販売を手がけるのは、ハイエース・キャンパーのメーカーとして有名なトイファクトリー。同社が2023年より展開している輸入車キャンピングカーディーラー「ユーロトイ(EUTO-TOY)」で扱う新規機種だ。今回は、そのユーロトイの関東における拠点として、2024年4月にオープンした新店舗「ユーロトイ相模原」に展示してある車両を取材した。

ケアコンパクト スイートMB640MEGのベース車

ケアコンパクト スイートMB640MEGの外観
ケアコンパクト スイートMB640MEGの外観(筆者撮影)

ケアコンパクト スイートMB640MEGは、前述のとおり、メルセデス・ベンツのスプリンターという商用バンをベースにした「キャブコン(キャブコンバージョン)」と呼ばれるモデルだ。運転席部分のみを残し、後ろの部分に居住スペースを架装したクルマのことで、キャンピングカーの中でも王道の車種として知られている。なお、本国では、ボディサイズや装備などが異なるケアコンパクト・シリーズがラインナップされており、当モデルはその最上級グレードとなる。

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