いかがでしょうか?
漫画で描かれているとおり、数学は苦手から得意になるまでが「一瞬」な科目です。
例えば、みなさんは、「算数・数学は得意ですか?」と聞かれたら、どう答えるでしょうか? この質問に対する回答は3パターン考えられます。「得意」「苦手」「どちらでもない」ですね。
国語や英語・社会や理科であれば、この質問に対しての回答の大半は「どちらでもない」が多そうですよね。「得意でもないけれど、苦手ってほどではないかな……」という生徒が大半でしょう。
しかし算数・数学の場合は、「どちらでもない」と答える人は少ない。ほかの科目に比べると、圧倒的に「苦手な人」が多い科目なのです。極端に分かれる理由は、苦手な段階から一瞬で得意になるからだと考えられます。理解し始めると、一気に解けるようになる科目なのです。
補助線が見えてくると算数や数学が得意に
それはいったいなぜなのでしょうか。漫画で先生が言っていたように、「補助線が見えてくるから」だと考えられます。
「補助線が見えてくる」とは、「ここに線を引くべきじゃないか……?」「ここには線が書いてない。問題を解くうえで、情報が足りていないのではないか」というのが思い浮かぶ状態のことです。
例えばこの図形を見てください。
これは算数の問題としてとてもポピュラーなものです。この図のままだと、「?」に入る度数はわかりませんよね。でも、真ん中に線を引いたらどうでしょう……?
この図になると、答えはわかりますね。45度×2=90度となります。
「なんでここに線を引けば答えがわかるの?」と聞かれても、答えられない場合が多いです。
数学の先生であれば答えられると思いますが、実際に解いている生徒側からすると理屈というよりも、「ここに線を引かないほうが、逆に気持ち悪くない?」という感覚になります。何度も問題を解いてきたからこそ、その経験から「ここには線を引いたほうが、問題が解けるな」という感覚になるのです。
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