「Androidスマホ」の"隠し機能"を呼び出すワザ 「Galaxy」なら"深いカスタマイズ"が可能に

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標準ではこの2倍ボタンがなく、スライダーで調整して2倍を呼び出す必要がある。ただ、スライダーだとピッタリ2倍を呼び出すのが難しい。そこでCamera Assistantを使って、このボタンを追加することにした。Camera Assistantには「2xトリミングズームのショートカット」という項目があるので、これをオンにすると、画面上にボタンが現れる。ワンタッチで切り替えられる画角が増えるため、構図も調整しやすい。2倍程度のズームをよくする人は、オンにしておいたほうがいいだろう。

マルチウィンドウやゼスチャー操作をカスタマイズ

Android特有のマルチウィンドウも、Good Lockで呼び出しやすくすることができる。ここでは、「MultiStar」というツールを利用する。この中にある「マルチウィンドウのクイック実行」をオンにすると、ナビゲーションキーのアプリ履歴を長押しするだけで、直近に表示していたアプリが分割表示に切り替わり、2つ目のアプリを呼び出せるようになる。

通常だと、アプリ履歴からアイコンを長押ししたり、画面左右の端からスワイプしたりといった操作が必要になるが、キーを長押しするだけで済むので操作が簡単になる。また、画面分割の代わりに、表示中のアプリをポップアップウィンドウに切り替えるよう、設定することも可能だ。

ただし、これらはナビゲーションキーを使って操作していた場合の話。Androidで一般的になりつつある、ジェスチャー操作の場合はそもそもアプリ履歴のキーが表示されないため、利用ができない点には注意が必要だ。Good Lockには、このジェスチャー操作をカスタマイズする「One Hand Operation +」というツールも用意されている。

「One Hand Operation +」を使うと、ジェスチャー操作を「戻る」以外に活用できるようになる。細かなカスタマイズも可能だ(筆者撮影)

通常のAndroidだと、画面の左右どちらかから内側に向かってスワイプすると、「戻る」の操作になる。これに対し、One Hand Operation +を使うと、斜め上や斜め下にスワイプする動作に、アプリ履歴の表示や音量アップ、通知パネルを開くといった各種機能を割り当てることが可能。左右のどちらか一方だけを有効にするといったカスタマイズもできる。

また、スワイプ操作が有効になる領域の幅を調整したり、位置を変えたりと、非常に細かなチューニングをすることが可能だ。設定を変更しすぎると、かえって操作が煩雑になってしまうおそれもあるが、必要な動作を割り当てておくことで、今まで以上に素早い操作ができるようになる。

ほかにも、例えば「Galaxy Z Flip5」で外側のディスプレーに非対応のアプリを表示させたり、通知を最大30日間保存しておけたりと、一般的な設定変更にはないカスタマイズ項目が用意されている。エントリーモデルなど、一部で利用できなこともあるようだが、対象OSはAndroid 8以降と幅広い。自分の使い方に合わせてGalaxyをカスタマイズをしたい人には、オススメしたいアプリと言えるだろう。

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石野 純也 ケータイジャーナリスト

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いしの じゅんや / Junya Ishino

大学卒業後、出版社の宝島社に入社。IT関連の雑誌、書籍を編集する部署で、数々のケータイ関連誌を立ち上げる。独立後は、ジャーナリスト/ライターとして、モバイルに関連した幅広い企業を取材。ウェブサイトや雑誌を中心に、執筆活動を行う。ネットワークから端末、コンテンツまで、モバイルに関する全レイヤーをカバーする。主な著書は『ケータイチルドレン』(ソフトバンク)、『モバゲータウンがすごい理由』(マイナビ)。iPhone、スマートフォン関連の解説書なども、多数手掛けている。

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