実際に燃料への点火ができる設備も研究所内に保有しており、重水素を含む模擬燃料も自社で製造している。厚さ1.2メートルのコンクリート壁に囲まれた実験室内で、模擬燃料へのレーザー照射実験も行う。

浜松ホトニクスが開発した産業用パルスレーザー(写真:浜松ホトニクス)
核融合研究を始めた当初、当時社長だった故・晝馬輝夫氏が研究所に課したミッションは「小型の発電所をつくること」だった。核融合発電の実現は早期に叶うほど簡単ではなく、発電所の建設には至っていない。しかし、レーザー核融合発電の実現に向け、得意のレーザーに集中して研究開発を進めている。
「エネルギー純増」で見えた課題
この記事は有料会員限定です。
(残り 1965文字 です)
ログイン(会員の方はこちら)
有料会員登録
【4/30(水)まで】 年額プラン2,000円OFFクーポン 配布中!
詳細はこちらから
東洋経済オンライン有料会員にご登録いただくと、有料会員限定記事を含むすべての記事と、『週刊東洋経済』電子版をお読みいただけます。
- 有料会員限定記事を含むすべての記事が読める
- 『週刊東洋経済』電子版の最新号とバックナンバーが読み放題
- 有料会員限定メールマガジンをお届け
- 各種イベント・セミナーご優待
トピックボードAD
有料会員限定記事
無料会員登録はこちら
ログインはこちら