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浜松ホトニクス「核融合レーザー」のあくなき挑戦 研究開発15年超、半導体レーザー極め突破口探す

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実際に燃料への点火ができる設備も研究所内に保有しており、重水素を含む模擬燃料も自社で製造している。厚さ1.2メートルのコンクリート壁に囲まれた実験室内で、模擬燃料へのレーザー照射実験も行う。

浜松ホトニクスが開発した産業用パルスレーザー(写真:浜松ホトニクス)

核融合研究を始めた当初、当時社長だった故・晝馬輝夫氏が研究所に課したミッションは「小型の発電所をつくること」だった。核融合発電の実現は早期に叶うほど簡単ではなく、発電所の建設には至っていない。しかし、レーザー核融合発電の実現に向け、得意のレーザーに集中して研究開発を進めている。

「エネルギー純増」で見えた課題

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