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研究は1950年代から始まる
「夢のエネルギー」ともいわれる核融合発電。重水素と三重水素から成る燃料を炉の中で加熱しプラズマ状態にすることで核融合反応を起こすと莫大なエネルギーが発生する。
反応で発生するのはヘリウムと中性子。反応で得られるエネルギーを発電に利用することで、発電過程で二酸化炭素を排出せずに、投入電力を上回る電力を取り出すことが可能だ。
燃料となる物質が地球上に遍在する海水に含まれていること、高レベルの放射性廃棄物を発生させないこと、原子力発電の際の核分裂反応とは異なり、燃料や電気の供給が止まると反応も止まるため安全性が高い点が特徴として挙げられる。
発電を見据えた核融合研究は1950年代からはじまった。しかし、技術的な課題が多く実現には至っていない。核融合発電は、プラズマの維持や制御、発生したエネルギーの取り出しなど高度な技術を集結させることで可能になる。炉設計・部品製造の難しさはもちろんだが、それらを統合し稼働させるためにも高度な調整技術が求められる。



















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