「高血圧の薬」高齢者ほど飲むのをやめていい理由 「飲みきれない量の薬」服用する人に伝えたい解決法

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薬を飲むおばあさん
「先生、薬が多いんです」と正直に言ってみてもいいかもしれません(写真:kouta/PIXTA)
脳神経内科が専門の医学博士で、老人医療・認知症問題にも取り組む米山公啓氏による連載「健康寿命を延ばす『無理しない思考法』」。エンターテインメントコンテンツのポータルサイト「アルファポリス」とのコラボによりお届けする。

薬が多くて困っている

長く通院していると、次第に薬が増えていきます。

アルファポリスビジネス(運営:アルファポリス)の提供記事です

高血圧の薬、糖尿病の薬、高脂血症の薬、骨粗しょう症の薬、逆流性食道炎の薬など、ある程度の年齢になれば、少ない人でも4、5種類の薬は飲んでいるのではないでしょうか。

朝だけで1回10錠飲んでいるという人もいます。とはいえ、どうしてこんなに薬が増えてしまうのでしょうか。

患者さんから「~がつらい」「~が痛い」といった訴えがあり、しっかり診療したものの、医師としては「心配いらないからそのままでいい」と言いたくなるような場合は、じつは少なくありません。

ですが、つらさや痛みをそのまま放置することを、患者さんに納得させるには時間がかかります。

患者さんとしても、実際につらさや痛みを感じているのですから、医師が「放置して大丈夫」と言っても、すぐに納得できないでしょう。

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