エナドリを「1日1リットル」飲んだ私に起きた異変 「心臓を針で一突きすれば、身体全体が破裂する…」

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こうして、筆者はエナドリを飲むのをやめた。アルコール依存症だったからこそエナドリを飲むようになったはずが、アルコール依存症がより酷くなったことで、エナドリからは解放されたのだ。

まったくもって、ポジティブな理由ではない。しかも、酒も最終的に医者にストップをかけられた。

アルコールともエナドリとも袂を分かった

アルコール依存症と診断されてからは、筆者はアルコールを一滴も飲んでいない。

酔わない檸檬堂
仕事柄飲み会の機会も多いが、ノンアルコールを貫いている。結局、何かに依存してないと生きていけない人間なのだ(筆者撮影)

と同時に、エナドリもすっかり飲まなくなった。こちらは医師から止められたわけではないのだが、不思議とまったくおいしく感じなくなったのだ。

冒頭でも書いたが、本稿は「飲み過ぎ」に警鐘を鳴らすものである。決して、エナドリ自体の危険性を訴えるつもりはない。

酒もほどほどに、節度を守って楽しむべきだが、エナドリも飲み過ぎは危険だ。節度を守って楽しむようにしよう。

ノンアル
居酒屋でノンアル飲料を飲み干した結果、在庫が足りなくなり、モエ・エ・シャンドンのように冷やされたノンアルコールビールが提供された(筆者撮影)

《前編の記事はこちら:リゲインもほぼ消滅「栄養ドリンク」衰退の背景

《過去に配信したストロング系の記事はこちら:「ストロング系」毎日10缶飲んでた私に起きた異変

千駄木 雄大 編集者/ライター

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せんだぎ・ゆうだい / Yudai Sendagi

編集者/ライター。1993年、福岡県生まれ。奨学金、ジャズのほか、アルコール依存症に苦しんだ経験をもとにストロング系飲料についても執筆活動中。奨学金では識者として、「Abema Prime」に出演。編集者としては「驚異の陳列室『書肆ゲンシシャ』の奇妙なコレクション」(webムー)なども手掛ける。著書に『奨学金、借りたら人生こうなった』(扶桑社新書)。原作に『奨学金借りたら人生こうなる!?~なぜか奨学生が集まるミナミ荘~』がある。毎月、南阿佐ヶ谷トーキングボックスにて「ライターとして食っていくための会議」を開催中。

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