すき家の「ディストピア飯化」が密かに物議のワケ おっさん客がネットで激怒?も全然笑えない理由
「丼やお椀の提供ではないことは、そんなに大きなことなのか?」
そう思う人もいるだろう。実際に訪れてみたので、レポートしていきたい。
近未来的なゴミ箱が返却口
やってきたのは神保町店。すき家の中でも、かなりDX化や効率化が進められている店舗で、今回の調査をするのにうってつけだ。
![すき家の外観](https://tk.ismcdn.jp/mwimgs/0/b/570/img_0b6866ca5ffe50f4f259021846f6ce3b615687.jpg)
(筆者撮影)
まず、注文はカウンター横の自動券売機で行う。他の店でも券売機システムは一般的になってきた。
興味深いのが、すでに、券売機上の牛丼の写真が発泡スチロールの容器に入っていたこと。「テイクアウト用容器で提供しますよ」と、予告しているかのようである。
![すき家の券売機](https://tk.ismcdn.jp/mwimgs/f/c/570/img_fccdc687e0cc7ef6e7773dc3fe8f6614639469.jpg)
券売機の様子。「座ってから各席に設けられたタッチパネルを押す形式」ではなく、後ろに列ができて、やや焦りながら注文した(筆者撮影)
![すき家の券売機その2](https://tk.ismcdn.jp/mwimgs/d/a/570/img_daabbc9e2b2e66c2285ab6bdbc35edfc747852.jpg)
券売機の時点でプラや紙の容器だ(筆者撮影)
数分経たないうちに番号で呼び出され、レジまで料理を取りに行く。完全なセルフシステムである。店員さんはカウンターの外に出ることはない。
そして、問題のプラ容器がこちら。
![すき家](https://tk.ismcdn.jp/mwimgs/1/9/570/img_19e09ee2941d1c206168088a1b7a29b1506637.jpg)
この店舗では、プラ容器、紙コップなどでの提供となっていた(筆者撮影)
ネット上では「最近のすき家って店内でも持ち帰りの皿で食わせるのね……ここがディストピアか」といった声も見られたが、たしかに言われてみれば、近未来の食事、という感じを受けなくもない。トレイ以外はすべて使い捨てであり、極めて合理化された食事なのだ。
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