なぜ日本はアメリカとこんなにも違うのだろうか 日銀会合とFOMC後の会見でわかる社会の違い

✎ 1〜 ✎ 223 ✎ 224 ✎ 225 ✎ 最新
著者フォロー
ブックマーク

記事をマイページに保存
できます。
無料会員登録はこちら
はこちら

印刷ページの表示はログインが必要です。

無料会員登録はこちら

はこちら

縮小

競馬である。

私事だが、一口出資しているアンデスビエントが、13日に川崎で行われた関東オークス(JP・G2、ダート2100メートル)を勝った。

前回もお話をした、JRA(日本中央競馬会)とNAR(地方競馬全国協会)の交流重賞だが、日本限定のグレード2の重賞であり、今年から再編されたダート3冠路線、牝馬3歳の3冠目のレースである。

2着、3着は地方所属のNARの馬が入ったので、一見うまく交流できているようにも見えるが、これはJRA参戦馬がコース適性のない馬が多かっただけのことで、前回述べた問題に対して何の楽観もできない。さらなる進展を期待したい。

さて、16日の日曜日は、阪神競馬場でマーメイドステークス(第11レース、距離2000メートル)が行われる。牝馬限定の重賞(G3)だ。こちらも私の出資馬のアレグロモデラートが出走予定だったが、賞金不足で抽選の結果除外になり、出走できなかった。

出資の際は「母親だけ」、今回の馬券も「あの母の娘」に

今回は、私事ついでに、これらの出資馬についてひとこと述べると、彼女たちを選んだ理由は、母親である。出資のとき、母親しか見ていない。父親は誰でもいいのである。

一般的には、ディープインパクト産駒がどうしても欲しいとか、エピファネイアの仔は1頭は出資したいとか言うが、それはお勧めできない。サラブレッドは95%母親、母系で決まる。ディープの子供が走る理由は、ディープを種付けする相手が超一流の牝馬、母親だからである。

そのうえ、馬を買う人々は、種牡馬に夢中になっているので、父親で価格が上がる。だから、母親が超優秀で、父親が地味な馬こそ買いなのだ。だから、正しい馬の出資方法は、父親は無視することだ。最後まで私事だが、可能な限り、アンデスビエント、アレグロモデラートの兄弟姉妹(同じ母親)は出資することにしている。

さて、マーメイドステークスに話を戻すと、本命はハンデ56.5キロが嫌われて1番人気になっていないミッキーゴージャス。ミッキー軍団の馬主野田みづきさん肝入りのミッキー血統で、父親がミッキーロケットで地味に見えるが、母親はあのミッキークイーン。ダントツの母親だ。単勝。

※ 次回の筆者はかんべえ(吉崎達彦)さんで、掲載は6月22日(土)の予定です(当記事は「会社四季報オンライン」にも掲載しています)

小幡 績 慶応義塾大学大学院教授

著者をフォローすると、最新記事をメールでお知らせします。右上のボタンからフォローください。

おばた せき / Seki Obata

株主総会やメディアでも積極的に発言する行動派経済学者。専門は行動ファイナンスとコーポレートガバナンス。1992年東京大学経済学部首席卒業、大蔵省(現・財務省)入省、1999年退職。2001~2003年一橋大学経済研究所専任講師。2003年慶應大学大学院経営管理研究学科(慶應義塾大学ビジネススクール)准教授、2023年教授。2001年ハーバード大学経済学博士(Ph.D.)。著書に『アフターバブル』(東洋経済新報社)、『GPIF 世界最大の機関投資家』(同)、『すべての経済はバブルに通じる』(光文社新書)、『ネット株の心理学』(MYCOM新書)、『株式投資 最強のサバイバル理論』(共著、洋泉社)などがある。

この著者の記事一覧はこちら
ブックマーク

記事をマイページに保存
できます。
無料会員登録はこちら
はこちら

印刷ページの表示はログインが必要です。

無料会員登録はこちら

はこちら

関連記事
トピックボードAD
マーケットの人気記事