スカイマークvs大口債権者、舌戦の一部始終

債権者向け説明会で際立った両社の"深い溝"

東洋経済が独自に入手した、債権者向け説明会の資料(撮影:今井康一)

7月7日、東京都内にあるホテルには、スカイマークの債権者80社から134人が集まった。同社が開いた自社の再生計画に関する債権者向け説明会に参加するためだ。

「債権者様をはじめとする関係先の皆様に、多大なるご迷惑をおかけしておりますことを心よりお詫び申し上げます」。時計が午前11時を回ると、有森正和社長の静かなあいさつから開会した。

今年1月に経営破綻したスカイマークの民事再生手続きが混迷の度を深めている。航空大手のANAホールディングス(HD)や投資ファンドのインテグラルの支援を仰ぐ会社側の再生計画案と、最大債権者で航空機リース会社の米イントレピッド・アビエーションによるもう1つの再生案が提出された。対立する2つの再生案が出されるのは、民事再生では異例の事態だ。

舌戦は前哨戦からヒートアップ

一連の手続きにおける最大の山場は、8月5日に東京地方裁判所で開かれる債権者集会。スカイマーク側とイントレピッド側、どちらの再生計画が可決されるか、債権者の投票によって決まる。

7月24日には書面での投票期限を迎えることもあり、スカイマークはこの時期に自らの計画を債権者に直接説明する機会を設けた。イントレピッドも来週15日に都内で説明会を開く予定で、最後のアピールに賭ける。

今回の説明会でも、両社は激しい舌戦を繰り広げた。東洋経済は出席した複数の債権者とコンタクトを取り、その全体像をまとめた。両社の主なやり取りは次ページのとおり。

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