清原達郎氏が語る「四季報夏号は特別」の理由 元長者番付1位の投資家が伝授する四季報の読み方
例えば今日は証券コード6000番台の機械セクターを全部読む、という具合です。これはオンライン版でもできなくはありませんが正直苦痛です。紙をパラパラとめくっていくほうが楽です。
夏号だけは紙版を買うのも手
ではパラパラめくりながら何を見るかというと、まず「業績予想」、次に「コメント」、「自己資本比率」、続いて「PER(株価収益率)」「PBR(株価純資産倍率)」(この2つは自分で暗算するのですが)、「株主」の順で、それで終わりです。何も私に特別なノウハウがあるわけではありません。
最近はセクターが異なる上場したての旧マザーズ銘柄などが紛れ込んでいて見づらくなりましたが、そういうものは飛ばして見ていけばいいのです。そうすると業界の動きがとてもよくわかります。業界のアナリストからレクチャーを受けたのと同程度の知識が得られるでしょう。
いくつかの業界を見ていけばマクロ経済がどの方向に進んでいるのかも見当がついてきます。個人投資家の方がそこまでするのは大変だと思うのでお勧めはしませんが、普段はオンライン版を使っていても世の中の流れをつかむために夏号だけは紙版を買って、パラパラとめくってみるというのも手なのかもしれません。
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