日本株は、ギリシャ国民投票後どうなるか いよいよ日本時間の6日早朝に結果判明
世界の主要マーケットの1日は、地球の自転が逆にでもならない限り、東京から始まる。
ギリシャのチプラス政権が、7月5日の国民投票によってEUなどが求める財政緊縮策の賛否を問うという「奇策」に出た結果、先週の6月29日(月)は「参考になる市場がない」という不安感から、日経平均株価は3%弱、596円の下げになった。
6日は再び東京が「ギリシャショック」に見舞われる?
その後開いた欧州市場では一時ドイツ、フランスが3%後半、イタリアは5%を超す下げとなったが、アメリカは2%弱の下げに留まった。もし、欧米のこの反応を先に知っていたら、おそらく日本は1%も下げなかっただろう。
しかし、5日の国民投票の結果(日本時間では同日13時に投票開始、結果が判明するのは6日の午前6時前後)を受けて、日本では6日に再び「比較不透明な不安感」が訪れる。選挙の結果がどうなろうとも、である。
事前の世論調査なども賛否は拮抗、結果についての予測は分かれるが、「ギリシャ国民も、ユーロ離脱の不利益を知っている」として、賛成が多数になる(緊縮財政を受け入れる)とも言われている。直前の立会日であった先週末(3日)の東京市場で金融セクターが買われたのは、その楽観論を織り込んだためと言われる。
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