自分を追い詰めていた「思考のクセ」に気付く方法 心のメガネは何才からでもかけ替えられる

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事実は、水が半分残っていることだけです。でも、それぞれの違うメガネをかけて見ているので、それを良かったこととして見るのか、残念なこととして見るのか、人によって捉え方が変わります。

メガネが私たちの出来事の見方を決めています。

例えば、青いレンズのメガネをかけていたら、すべてが青っぽく見えてしまうように、「自分には、いいことなんて起きてない」というメガネをかけていたら、「いいことは起きていない」ように見えてしまうのです。

メガネが変わると、同じ出来事でもガラッと見え方が変わります。例えば余命宣告をされた人は、今までなんとも思っていなかった日常生活のすべてが尊いものに見えるようになる、という話を聞いたことはないでしょうか。

外の出来事をどう見るかだけではありません。自分自身のこともメガネを通して見ています。自分のことを天才だと思って見ている人もいれば、愚か者だと思っている人もいて、それぞれ見方が違います。

このように、誰しもがメガネをかけているのにもかかわらず、このメガネは透明で見えないので、多くの人は、自分がメガネをかけていることを忘れています。メガネをかけていることを忘れると、みんなが自分と同じように見ていると考えてしまいます。でも、それは大間違いなのです。

どんなメガネで物事を見るかは、その人の人生哲学であり、生き様でもあります。

誰しもが、自分だけのメガネをかけて出来事を見つめていることを、まずは理解しましょう。

自分を追い詰めていた思考のクセ

② どんなメガネをかけているかを知る

メガネをかけていることは理解できたとしても、自分がどんなメガネをかけているのか気がつくことは、とても難しいのです。

だから、ノートを使って振り返ることをおすすめしています。

ノートの記録は、自分の思考や行動が1カ所に集まったデータベースとなります。このデータベースを振り返ると、自分の思考パターン、行動パターンが見えてきて、自分がどんなメガネをかけているのかに気づけます。

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