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成功には「目標設定」は必要ない、ではどうする? 結局、毎年同じ目標を設定するはめに終わる

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  • 山田 智恵 株式会社ダイジョーブ代表取締役
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「意味ないじゃん!」

叶いもしないし、何より、自分がダメ人間に思えてくる。いったい目標って、何のためにあるんだろう……。ふつふつと怒りが湧いてきました。

その年から、私は目標設定をやめました。

「自分が考えたことしか実現できない」はウソ

そして、目標設定をやめた代わりに、ノートの振り返りに時間を使うようにしました。今日、自分にどんなチャンスがきたのか? ゴミのようにしか見えない経験でも何を得たのか真剣に考えたり、出会った人たちと何ができるだろうと想像を膨らませたりと、今「あるもの」を活かすことに集中しはじめたのです。

未来の行き先が見えないと怖く感じるので、つい目標を定めたくなるのですが、それを手放して運に任せようと決めました。

そうしたら、自分でもまったく想像もしていなかった未来が待っていました。大企業で昇進することも、本を書くことも、起業することも、講演が仕事になることも、自分のコミュニティを持つことも、自分にできるとは想像すらしていなかったことが、どんどん実現できるようになったのです。

よく「自分が考えたことしか実現できない」って言いますが、そんなことないと心底思いました。人生には、自分が考えてもいなかったことも起きます。

だから、力強く伝えたい。目標設定しなくても、「自分にあるもの」を見つけ出し、それを活かすことで、想像以上の未来にたどり着くことができます!

経営学で「エフェクチュエーション」という考え方があります。サラス・サラスバシーという経営学の博士が、優れた起業家の思考法を研究したところ、これまで考えられていた成功法則とは真逆の法則があることがわかったのです。

それは、「優れた起業家は、目標を設定し、そこから逆算して計画を作成する逆算型思考ではなく、手持ちの手段から新しいゴールを発見していく思考法である」ということです。

これは、「あるもの」を活かす思考と、とても似ている考え方です。自己啓発だけでなく、ビジネスの世界でも、こういった考え方が主流になってきています。

目標設定型の生き方がうまくいかなかった方には、自分に今「あるもの」を見つけ出し、それを活かす生き方をおすすめします。

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