明石家さんま「努力報われると思うな」発言の深さ 江頭2:50や山田孝之など著名人たちの神回答
江頭は、カメラにずっと密着されるのが嫌だということも、「プロフェッショナル」のオファーを断る理由として挙げている。
「撮られることにものスゴい負担がかかると思う。本番前とか……クオリティがどんどん下がっていく」
これはカメラが回っていると知らないなかでの発言。江頭のプロフェッショナルぶりがよく伝わってくる。
ドッキリだとネタ晴らしが行われると、冒頭の言葉について「肛門見られるより恥ずかしい」と悶絶した江頭。一切取り繕わない、このスタンスこそが、これだけの支持を集めている理由だろう。
どんなことでも真剣にやれば、かっこよくなる――。すべての職業の人が励まされる「神回答」である。
イメージを損なうことは怖くない
・「AVの帝王」の気遣いに対する山田孝之の「神回答」
「日本のアダルトビデオ業界」という特殊なテーマが、世界的な関心を呼び寄せることになった。ネットフリックスの日本オリジナル連続ドラマシリーズ「全裸監督」のことだ。
もっとも本作が世界的ヒット作となったのは、モデルとなった「AVの帝王」村西とおるの圧倒的な存在感が大きな要因だろう。村西は前科7犯、借金50億円、そして、アメリカ司法当局から懲役370年を求刑されているという。メチャクチャである。
そんな個性的すぎる人物を演じるとなると、不安になるのが当然だろう。これまでのイメージを損なってしまうかもしれないからだ。
本作の主演を務めた俳優の山田孝之に対して、村西が心配になって「こんな役柄を演じたら仕事が来なくなるんじゃないの?」と尋ねたところ、返ってきたのが、次の言葉だという。
「僕は役者でCMタレントじゃない。これで仕事が来なくなっても一向に構いません」*5
覚悟を持って新境地に挑んだことが、ひしひしと伝わってくる。村西は「なんて立派な心構えだろうと感服しました」と感動を伝えている。
これまでのイメージにはない役を演じることで開かれる扉もあるのだろう。歌舞伎俳優の十代目坂東三津五郎も、さまざまな役を引き受けて観客を驚かせている。
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