「結果を出す人」がやっているP&Gのすごいメモ メモで「文章力」と「思考力」が一気に高まる
5月22日、アメリカ任天堂元社長のレジー・フィサメィ氏が彼の35年間の人生とビジネス哲学を記した『崖っぷちだったアメリカ任天堂を復活させた男』が発売となった。
アメリカ任天堂社長となり、ゲーム業界の歴史において最も強力な人物の1人となった彼だが、そんな彼にも最初の一歩がある。大学を卒業しP&Gに入社した彼が最初に学んだP&Gのすごい社内メモ術を、書籍より一部抜粋のうえ、再構成してお届けする。
目的を明確にすることから始める
P&Gは、1枚の紙に書き出されたアイディアや構想を基に前に進んでいく。入社した初日から、社員は明確で説得力のある社内メモを書くように言われる。
少なくとも1週間に1枚を書いて上層部に採用してもらうことを目標に、一度に2、3枚の社内メモに並行して取り組むのが一般的だ。
これらを上司と共有し、タイプで打って提出すると、書いたものよりも多くのコメントが手書きで添えられて戻ってくる。
まずは社内メモの目的を明確に記すことから始まる。これは仕事での目的を明確にする助けともなる。この社内メモは新たな広告を始めるための提案なのか、リサーチの概要なのか、価格値下げの提案なのか。まずこれらを明確にしなければならない。
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