北海道コンビニ首位守るセイコーマートの独自性
苦戦した本州も反撃の芽が出てきた。地元卸の廃業等で直営化した茨城、埼玉の店舗が一気に黒字転換したのだ。
きっかけは東日本大震災。ヨーグルト、牛乳、納豆など本州で枯渇した商品を北海道から調達し、品切れを起こさなかった。近隣客から「安い」「北海道産品に強く物資が豊富」との評価を受けるようになった。
客足は衰えず、関東の既存店売上高は前年同期比1割増が続く。今後は関東でも出店を検討する。
大手寡占が進むコンビニ業界。しかし、北の大地で鍛え抜かれた小さな巨人の経営戦略は、準大手以下が生き残る一つの道を示している。
(週刊東洋経済2011年8月13・20日合併特大号)
※記事は週刊東洋経済執筆時の情報に基づいており、現在では異なる場合があります。
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