｢ポイ活で家を購入した主婦｣が645万稼げた秘訣 元々浪費家､投資詐欺にも遭って今がある

最初のボーナス10万円で一人暮らしをスタート。貯金0で見切り発車的に一人暮らしを始めてしまったため、お金が足りなくなって親に助けてもらうなど、お金を管理するのは苦手だった。

“ポイ活の達人”maoさんにくらまがインタビュー！（編集部撮影）

「営業職なので飲みに行く機会が結構あったのですが、私は話すのが好きで参加していました。そうすると、月末には残高100円みたいなギリギリの生活になり、先輩の家でご飯を食べさせてもらったりしていました。

仕事でストレスがたまって飲みに行きたくなることもあるし、目標達成するとそれはそれでパーッと飲みたくなる。どっちにしても飲む（笑）」

毎月5万円以上の赤字

そんなmaoさんが節約に目覚めたきっかけは、23歳で結婚した後のことだった。

「結婚後すぐに妊娠したのですが、つわりもひどいし産休育休が整った会社ではないので仕事を辞めることになりました。それなのに、浪費癖って直らないんですよ。せっかくなのでと、マタニティスイミングやマタニティヨガなど、マタニティ○○とつくものは全部やりました。そして身体を動かした後はお腹がすくから外食に行く。こんな感じでお金を使い続けていました」

毎月5万円以上の赤字が続き、結婚前に少しだけ貯めていたお金を取り崩して生活していた。さすがにこんな生活を続けていたらまずいと感じるようになり、そんなときに始めたのがポイ活だ。

「ほかにもいろんなことをやってみたのですが、今に至るまで続いているのがポイ活です。たまたま育児ブログを読んでいたら、ポイントタウンというポイントサイトのバナーを見かけました。無料でできるならやってみようと会員登録したのが始まりでした」

始めてみると、ポイントを集めてポイント額がどんどん上がっていくのが楽しくて、すっかりポイ活に夢中になっていったという。そうして現在、自身がポイ活をするだけでなく、お得な情報を発信したり、ポイ活のイベント“ポイフェス”を運営したりと、ポイ活のコツやノウハウ、楽しさを広める活動も行っている。

さて、やりくり上手で“ポイ活の達人”と呼ばれているmaoさんだが、そこに至るまでにはさまざまな失敗もあった。まずは後悔している買い物を教えてもらおう。

① 二段ベッド

「大型家具は失敗しやすいと感じています。今あるもので言うなら子ども用に購入した二段ベッドは不要でした。きしむし、マットレスを並べるほうが子どもたちも寝やすいようでした」

二段ベッドを置くことで空間が占有されるのも弊害だ。マットレスなら友だちが来て遊ぶときには、片付ければ空間を広く使えるが、二段ベッドではそれができない。