「リセールバリュー」気にしてクルマ買う人の実態 年代/性別/世帯年収/メーカーで調査・分析
次に「世帯年収別」で確認してみよう。結果は、世帯年収が高いほどリセールバリューを強く意識しているが、一定のライン(1500万円以上)を超えるとやや下がる、となった。
金銭的に余裕があると車種選択の幅が広くなるため、その中で好条件のクルマを選ぼうと思うのではないだろうか。一方で、一定以上の収入を超えると、リセールバリューを意識する人が減っていく傾向はおもしろい。「細かいことは気にせず、乗りたいものに乗る」という人が増えるのだろう。とは言え1000万円未満の人たちよりは、リセールバリューへの意識は強い。
レクサス/ジープ/ベンツの特異性
続いて「メーカー別」のリセールバリューへの意識を見ていこう。国産メーカーでは、ラグジュアリーブランドであるレクサスが突出している。次いでトヨタ、日産、ホンダ、マツダ、三菱が続く。軽自動車を主力商品とするダイハツとスズキは、低い結果となった。
輸入車に目を移すと、ジープのスコアの高さ(特に「とてもあてはまる」の多さ)と、メルセデス・ベンツが5割を超えている点が特徴的だ。
輸入車は、国産車よりもリセールバリューが低くなりがちであるが、中古車でも人気の高いジープとメルセデス・ベンツは比較的高い。新車価格が高いほど値落ち幅が大きくなるため、そういったブランドや車種を避けようと考える人が多いのかもしれない。
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