デミオからマツダの歴史を変える--山内孝・マツダ会長社長兼CEO

デミオからマツダの歴史を変える--山内孝・マツダ会長社長兼CEO

「デミオ」は非常に順調だ。6月上旬から20日間で6,500台の予約受注をいただいたが、その後も同じペースで増えている。そのうちスカイアクティブ比率は約7割と、想定した6割より多い。

デミオを出すことは昨秋から公表していた。そんなに早く公表しては従来車の買い控えが起きるという声もあったが、その分、お客様の期待も高まったのではないか。販売革新を含め、デミオからマツダの歴史を変えるつもりで取り組んでいる。

8月から米国で新型「アクセラ」の生産が始まる。デミオは国内が中心だが、アクセラは世界で展開する。来年投入するスカイアクティブディーゼルは、欧州だけでなく、ディーゼルが普及していない他の市場にも正面から売っていく。先日米国のディーラーに試乗してもらったが、「このディーゼルはゲームプランを変える」との声が上がっていた。

新興国にもスカイを投入

2016年3月期に販売台数170万台の目標は変えていない。当初の見通しより米国市場の回復が遅れているが、その分ASEANでの販売増でカバーする。新興国比率は6割(現5割)になるだろう。どの市場でも上の層に売るには新技術がいる。新興国こそスカイアクティブが必要という社内調査が出ている。

8割を超える輸出比率は、16年にはむしろ高まる。償却を終えた国内工場はある意味、高効率。コスト削減を積み増し、海外調達比率を30%(現20%)へ高め、1ドル=80円でも利益の出る体質にしたい。

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