新型デミオで見えてきた、マツダのサバイバル戦略

新型デミオで見えてきた、マツダのサバイバル戦略

「この車が今後のマツダの生き様を決める」。山内孝社長はそう公言してはばからない。

6月末、販売を開始した小型車、新型「デミオ」。マツダにとっては、単なる新車ではない。内燃機関の環境・走行性能を徹底的に追求するマツダの新技術「スカイアクティブ」を搭載した初めての車なのだ。

中心グレードとなるスカイアクティブ搭載車では、ガソリン1リットル当たり30キロメートル(従来基準の10・15モード)と、ハイブリッド車(HV)並みの燃費性能を実現した。エコカーといえば、HVや電気自動車が注目される中で、マツダはあくまで内燃機関にこだわる。その戦略を最初に形にしたのがデミオだ。

米フォード傘下時代に すでに独自技術を模索

今からさかのぼること5年前。2006年にマツダはスカイアクティブの開発をスタートさせた。当時は米フォード傘下。その中で、すでに独自技術の模索を始めていたのだ。

フォードは08年から保有株を段階的に売却し、現在では3・5%を有する大株主の1社にすぎない。一般には資本関係の見直しによってマツダの独自路線が始まったとみられているが、実はスカイアクティブの開発はその2年前から始まっていた。

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