バビーズ「1900円ブランチ」忖度なしの正直な感想 アメリカの家庭料理を味わえる人気店の実力は…

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ホームフライは、皮付きのじゃがいもをカリッと焼いて、粗くマッシュしてありました。一緒に小ネギがちらしてあります。バターと塩とこしょうのシンプルな味付けのはずなのに、何か気付けない隠し味があるのか、日本のじゃがいも炒めとは一線を画したアメリカの味がします。

まわりを見回しても、誰もが満足気な表情で食事を頬張っていました。「うん、そうなるよね」と、ほっぺもすでに落としながらうなずく筆者です。

ハイボールで朝食を食べる贅沢すぎる休日

「バビーズ」のブランチメニューは、ドリンクがセットになっていないため、別途注文する必要があります。ドリンクメニューも、「オーガニックホットコーヒー」が税込550円、「オーガニックダージリン」が税込600円とソコソコなお値段がします。

ハイボールと贅沢プレート
ハイボールと贅沢プレートを味わう、幸せな朝ごはんです(筆者撮影)

なぜか不思議なことに「ハイボール」と「スパークリングワイン」は税込250円と、大衆居酒屋のような価格でした。「今日は日曜日だし、節約にもなるし」と、脳内で自分で自分に言い訳して、「ハイボール」を飲むことに。

お世辞にもヘルシーとは言いがたい、こってりしっかりな味付けのメニューばかりなので、お酒の肴にぴったりです。甘いとしょっぱいを交互に食べては、「ハイボール」で流し込む。シュワシュワとした炭酸で口の中がリセットされ、ほんのりいい気持ち。なんと贅沢な朝食でしょう。

気になる総額ですが、1650円に250円で、1900円と相成った、というわけでした。でも、この多幸感で1900円は、むしろ安く思えてきます。

看板メニューのアップルパイ
看板メニューのアップルパイ。ケーキのショーケースにはさまざまな種類のアップルパイが並んでいました(筆者撮影)

11時には店内はほぼ満席になり、店の外には順番待ちの行列ができています。店内には1人客はゼロ。カップルと女友達で埋め尽くされています。これから街へ繰り出すであろう彼女らを横目に、ちょっと自堕落で、うんと幸せな朝を味わう「バビーズ」のブランチ。

今回は時間制限で11時半までに退店する必要があったため1杯で切り上げましたが、「次回はブランチプレートをあてに、もうちょっとじっくり飲んでみよう」と心に誓う朝でした。

編集部注:本記事に登場するメニューの価格は、すべて取材時点のものです。昨今の円安、原材料高騰などの影響を受けて価格が改定されている可能性があります。また、店舗によってモーニングの値段・内容は異なる場合があります。
チェーン店最強モーニング
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大木奈 ハル子 ブロガー・ライター

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おおきな はるこ / Haruko Ookina

40代のサブカル好き主婦ブロガー・ライター。東京都港区の、狭くて古い(30平米築50年)ボロマンション在住のミニマリストで、夫と猫と同居中。趣味はチェーン店の朝メニュー食べ歩き、特技は節約とDIY。日本聴導犬協会の、子犬預かりボランティア活動中。著書に『台所図鑑』(大和書房)がある。テレビ出演は『THE TIME,』(TBS系)など。『東洋経済オンラインアワード2023 クリエイティブ賞』受賞。アメブロ公式ブロガー。
アメブロ:https://ameblo.jp/1room2live/
朝メニューブログ:https://865.games/
X(旧ツイッター):@tei_nai

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