「実はプライドが高い?」子どものメンタル育成法 12歳までの環境が大きく影響する
もちろん忙しいときは、ざっとしか見られないこともありますし、本当はまったく見ていないこともありますよね(笑)。でもいいんです。ここは少しだけテクニックを使いましょう。
子どもにはナイショですが、「ていねいに見ている」ふうなことを伝えられれば十分です。仕事で疲れていても大丈夫。伝えるときだけ、少しだけやさしく、明るい笑顔で「このドリル、前回より濃く書けててすごいね」といってみる。
それだけで子どもはうれしそうにしますし、親子関係ももっとよくなるはずですよ。
そんなに大げさに考えなくても大丈夫です。具体的に伝えることを意識していくだけ。そして、いちばん大切にしてほしいのは、やさしいトーンと明るい雰囲気です。
必要なのは自己決定する力
子育てのゴールは子どもの自立です。そしてその子が自分の人生の主人公となって生きていけるようになることです。
そのために必要なのは、子どもを自分の思い通りに動かす言葉ではありません。子どもが自分で決めて行動できるようにうながす言葉です。
わかりやすい例では、「ごはんだから、もう片づけて」ではなく「そろそろごはんだけど、どうする?」というような問いかけです。
小さいお子さんで、まだ遊びたいようなら「まだ遊びたいんだね」と、その気もちをいったん受け止めます。そのうえで「じゃあ、終わったらおいで」と、自分で終わりの時間を決められるようにします。
こうした声かけは、子どもに自己決定する力をつけるだけでなく、何よりお母さん、お父さんが楽になります。なぜなら、子どもを急がせたり待たせたりする必要がなくなるからです。
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