凄い発想できる人が実践「掛け合わせ」の驚く技術 回数を重ねていくことでセンスが磨かれていく
では、実際〔変数〕に放り込む要素はどう考えていくか?
もちろん、思いついたものをどんどん放り込んでいってもいいのですが、はじめのうちは、自分だけでは気づきにくい視点に出会うために、次のようにカテゴリー分けしてキーワードを洗い出していくと、網羅的に考えやすいでしょう。
気になるワードを定数と組み合わせる
カテゴリー内に入るキーワードをブレーンストーミング的に書き出していきながら、例えば次のように、気になるワードを〔定数〕と組み合わせてアイデアを発想していきます。
・〔ホテル〕×〔原っぱ〕=草原のど真ん中にある移動式ホテル
・〔ホテル〕×〔屋台〕=入口がおでん屋台になっている下町ホテル
・〔ホテル〕×〔競走馬〕=引退した競走馬によって曳かれる馬車ホテル
・〔ホテル〕×〔木の上〕×〔散歩〕=木の上にさまざまな建築物が建てられ、木から木へ渡り歩いて移動するツリーホテル
・〔ホテル〕×〔海の中〕×〔水族館〕×〔寿司〕=窓から魚を眺めながら寿司を食べられる海底ホテル
この時点ではまだアイデアの質は玉石混淆かと思いますので、凡庸だな、ピンとこないなと思ったものは気にせず脇に置いておきましょう。
この中で、キラッと光るものがあるなと感じた組み合わせやアイデアがあれば、さらにいくつかの具体的なアイデアへと広げることができないか考えてみます。
トピックボードAD
有料会員限定記事
ビジネスの人気記事
無料会員登録はこちら
ログインはこちら