Z世代がいまだに「Facebookを使い続ける」事情 インフレ時代の若者の救世主「マケプレ」とは

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利用者の中には、中古品を探すシニア世代に人気のあったクレイグスリストよりもマーケットプレイスのほうがいい、という声もある。クレイグスリストとは違って、マーケットプレイスには買い手と売り手の信頼性を高める評価付きのプロフィールがあり、フェイスブックに組み込まれたメッセージ機能で簡単に連絡を取り合える、というのがその理由だ。

購入者はマーケットプレイスを無料で利用できる。売り手には取引手数料が発生することもあるが、多くの売り手は地元で売り、購入品を受け取る買い手に現金を持ってきてもらうことで手数料を回避している。

冒頭のチウは普段は個人間送金アプリのVenmo(ベンモ)を使って支払っているが、売り手がどうしてもと言う場合は現金を持っていくと話した。

3000ドルを超す「節約」ができた

チウとスーがマーケットプレイスで購入した物の中でとくに気に入っているのはWest Elm(ウエスト・エルム)のソファだ。売り手の使用歴は1年未満。小売価格で1200ドルするソファを、2人は145ドルで購入した。売り手はソファに猫の引っ掻き傷があると注意を促していたが、チウがスーと一緒に現物を見に行ったところ、傷はそれほど気にならなかった。

マーケットプレイスで見つけたそれ以外のお気に入りは、次のとおり。象印の炊飯器(小売価格150ドル、マーケットプレイスにて50ドルで購入)。ダイソンの掃除機(小売価格470ドル、マーケットプレイスにて135ドルで購入)。イケアの伸長式テーブル「ノールデン」(小売価格350ドル、マーケットプレイスにて150ドルで購入)。

マーケットプレイスで30点以上の商品を購入するのに1400ドルを使ったチウとスーは、全体として3000ドルを超える節約ができたと考えている。

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