Z世代がいまだに「Facebookを使い続ける」事情 インフレ時代の若者の救世主「マケプレ」とは

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チウとスーの買い物のすべてが成功だったわけではない。チウはマーケットプレイスで観葉植物を購入したことがあるが、植え替えるときに根が腐っていることに気がついた。

返品する場合には、購入者が販売者と話をつける必要がある。チウは支払った額の50%を返金するという販売者の申し出を受け入れた。一方のスーは、購入した本棚が家に持ち帰った途端に壊れてしまったことがあったが、返金してもらえなかったという。

詐欺や個人情報悪用のリスクはあるが…

マーケットプレイスには詐欺があることは知っており、ひっかからないようにしているとスーは話した。「商品についてメッセージを送るときに個人情報を聞き出そうとする詐欺師がたくさんいるので、それも要注意!」とスーは警告する(メタは詐欺の見分け方や回避方法のヒントを利用者に提供している)。

シカゴにあるデポール大学の3年生、セバスチャン・ラモスも、マーケットプレイスを利用して品物を売買しており、推定小売価格1300ドルのソファを無料で手に入れたこともある。

また、推定小売価格45ドルのアクリル製のレコード棚を10ドルで買ったり、小売価格200ドルの中古のニンテンドー3DSを150ドルで売ったりしたことがある。

21歳のラモスは、フェイスブックをソーシャルメディアとしては使っていないが、お金を節約するため、またリサイクルショップで買い物をするのが好きなので、マーケットプレイスで中古品のショッピングを楽しんでいると話した。

「中古品、あるいは少しだけ使用されたものがずっと安く手に入るなら、新品に高いお金を払う必要はない」というわけだ。

(執筆:Melissa Rohman記者)
(C)2024 The New York Times

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